金沢の市営駐輪場の「香林坊地下駐輪場」には2段式ラックが設置されています。
香林坊地下駐輪場にある二段式ラックは、斜めに倒したレールの上に自転車をセットして持ち上げて固定するタイプのものです。
ある程度腕力がいるのと操作が複雑ですが、二段式ラック「上段」の使い方について香林坊地下駐輪場の二段式ラックを元に解説します。
※2021年1月3日現在、香林坊地下駐輪場の二段式ラックは上段レールが撤去され下段のみとなります。説明に使用している写真は当時のものです。
二段式ラック上段のレールを手前に引いて倒す
香林坊地下駐輪場の上段レールはハンドルを少し持ち上げてレールをを手前に引きます。
他の駐輪場だとハンドルにロックを外すレバーが付いているものもあります。
レールが古いのかクセがあるのか、少し力を入れないと最後まで引きにくかった。
駐輪場の二段式ラック設置時期や屋外・屋内、持続的な管理などでレールの出し入れは違ってくると思います。
二段式ラックの上段レールを引き下ろしました。レールは地面に届かず宙に浮いた状態になります。
レール先端(前輪を入れる方向)にストッパーがあるので、レールが外れる心配はありません。
二段式ラック上段のレールに自転車を固定
自転車の前輪を持ち上げてレールの上に乗せて前へ押します。
ここで注意!レールのストッパーが自転車のタイヤにしっかりと固定されていないと自転車が下がってきます。ストッパーがタイヤをしっかり挟んでいるか確認します。
レールの穴になっている部分にタイヤが沈むように入いると、ロックするストッパーがタイヤを掴む仕組みです。
うまく固定できない場合は、自転車を少し前に押してからバックさせるとタイヤがストッパーにロックされやすいかと思います。
二段式ラック上段のレールを持ち上げて完了
レール後ろ側のハンドルをつかんで持ち上げます。自転車が倒れたりしないようにサドルを支えながらレバーを上げるといいでしょう。
上に持ち上げたらレールを奥に押して固定します。手前に降ろすときと同様に、古かったりして力がいる場合なかなか奥に入らないです。
不安定そうですが、ラックのレールに自転車が固定されているので倒れる心配はなさそうです。
自転車をラックから出すときは、入れる時の逆順になります。レールを手前に引く時はクセがあるので自転車のサドルを支えながら出すとよいでしょう。
金沢市営駐輪場のラックは間隔が狭く密度が高いため、スポーツバイク(ロードバイクやクロスバイク)とママチャリとのハンドル高さの違いで、ハンドルが横や向かいの自転車に当たる可能性があります。
2段式ラック上段も停まっている自転車の隣や向かいの使用はなるべく避けた方がいいでしょう。
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