駐輪場で自転車を固定するラック、金沢市営駐輪場では3種類のラックが使われています。
自転車ラックの種類
- 平置式ラック(前タイヤ固定する)
- 二段式ラック(上下2段に自転車を固定できる)
- スライドラック(自転車を固定するレールが左右にスライドする)
どのラックも基本的に後輪のスタンドを倒さないで駐車します。
なお金沢市営駐輪場は無料のため、有料駐輪場で使われる前輪がロックされるラックについては扱いません。
電動アシスト自転車や小径車、タイヤの太いファットバイクなどはラックやレールによって利用できない場合があります。
平置式ラック(前タイヤ固定)
平置式ラックは前輪を乗せて止めるラックです。
主な特徴
- 転倒しにくい
- スタンドがない自転車も使える場合がある
- 高い方のラックの使用は腕力がいる
- 隣の自転車にハンドルやワイヤーが当たりやすい
- 自転車の車種によって利用不可
前輪を乗せて固定するので転倒しにくいです。止めるときに自転車のスタンドを使いますが、平置式ラックにもいくつかの種類があり、スタンドがない自転車も駐輪出来る場合があります。
ラックの間隔が狭いため出し入れの際に、隣の自転車のハンドルやワイヤーが当たったり、自転車のシャスによってはラックにタイヤが入らなかったり、隣の自転車とハンドルが干渉して止められないこともあります。
スライド式ラック
スライド式ラックはレールがスライドするラックです。金沢市営駐輪場では金沢駅西口広場の地下駐輪場に設置されています。
スライド式ラックの特徴
- 出し入れがしやすい
- スタンド不要
- 自転車が左右に傾きやすい
- レールを動かすとき他の自転車に注意する必要がある
- 自転車の車種によって利用不可
レールを左右に動かせるので、隣の自転車が邪魔にならずに出し入れができます。スタンドも倒さないで止めることができます。
レールは自転車のスタンド不要ですが、車体が左右に傾きやすい。
密集した場所から自転車を出す際にレールを動かすときに、他の自転車同士が接触する場合があるのでレールを動かすときは注意する必要があります。
倒れるまでは行かないですが、意外と自転車が左右に傾きます。
二段式ラック(上段・下段)
二段式ラックは下段・上段に自転車を止めることが出来るラックです。金沢市営駐輪場では、香林坊地下駐輪場に唯一ありました。
※2021年1月3日現在、香林坊地下駐輪場の二段式ラックは上段レールが撤去され下段のみです。
二段式ラックの特徴
- 下段は出し入れがしやすい
- 上段は防犯性が上がる?
- 上段は駐輪は操作が複雑
- 自転車の車種によって利用不可
下段はレールのため、前輪を持ち上げる必要がないので出し入れがしやすいです。
上段は、出し入れの際に操作が複雑で自転車を持ち上げる必要があるので腕力も入ります。その分防犯性は上がるかもしれません。
また、電動アシスト自転車やタイヤの太い自転車は駐輪できない場合があります。後ろに子供を乗せるイスを取り付けている場合、背もたれの高さによっては上段のレールに干渉して止められないこともあります。
上段の使い方は別記事にて解説しています。
金沢市営駐輪場には無い、変わった駐輪ラック
金沢市営駐輪場には置いていない駐輪ラックについて少し紹介します。
垂直昇降式ラック(2段式ラック)
垂直昇降式ラックは、下段レールがスライド式になっていて上段レールは上下に稼働します。
上段利用は、下段のレールをスライドできるので停まっている自転車を気にしなくていいのと、上段レールがエレベーターのように下がるので簡単に自転車の固定が出来ます。
二段式ラックより、上段は自転車の出し入れに必要となる腕力も少なくて済みます。
[ラックメーカーによる垂直昇降式ラックの使い方の動画]
メーカーにより上段レールが「折りたためるもの」「上下するだけもの」など違いがあります。
垂直昇降式ラックはマンションなどの駐輪場に設置されているかもしれません。
有料の自転車駐輪場のラック(一部)
金沢市の駐輪場は無料ですが、県外の都市部などでは有料の駐輪場があります。
有料駐輪場は、自動車のコインパーキングのフラップ式のように前輪をロックするものや、出入口で精算するゲート式などがあります。
上記の駐輪ラックは、自転車の前輪をラックに入れるとタイヤがロックされる仕組みです。
駐輪しているラックの番号を精算機で入力して支払うとと自転車ラックのロックが解除される仕組み。車のコインパーキングのフラップ式に似てます。
有料駐輪場の料金は地域により変わりますが、6時間~1日で「100円~数百円」程度になっている所が多いです。
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